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建設技術研究所/レーザー打音検査装置の適用開始/トンネル定期点検を効率化  [2021年3月11日3面]

 建設技術研究所は、計測機器メーカーのフォトンラボ(東京都中央区、木暮繁社長兼最高経営責任者〈CEO〉)ら2者と共同開発した「レーザー打音検査装置」を、トンネルの定期点検業務に適用した。2種類のレーザー計測措置を使用し覆工コンクリートを振動させながら劣化度を判定。人力による打音検査と違い、デジタルデータとして記録し診断結果を算定する。定期点検の効率化を実現する。
 検査装置は建設技術研究所、同社と業務提携契約しているフォトンラボ、量子科学技術研究開発機構(平野俊夫理事長)の3者が共同開発した。覆工コンクリに振動を与える「振動励起レーザー」と振動を計測する「振動計測レーザー」の計測装置を使用。遠隔地から検査を行うため、従来のように危険を伴う高所作業が不要だ。
 振動データで客観的にトンネル内部の健全性が把握でき、検査員の技量差も生じない。過去に行った点検データに照らし合わせると劣化の進行度を割り出せるなど、劣化診断の品質アップにもつながる。
 検査装置は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の研究成果となる。建設技術研究所によると、レーザー計測装置を使用した打音検査は国内初という。今後はトンネル以外のインフラ構造物にも適用できるよう、研究を推し進める考えだ。

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