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三機工業/脱水汚泥含水率予測システムを開発/汚泥処理設備全体を省エネ化  [2021年3月11日3面]

 三機工業は、下水処理場で脱水処理した汚泥の含水率を人工知能(AI)で予測するシステムを開発した。予測値を活用して脱水処理機の運転を最適に管理する。汚泥焼却炉と汚泥固形燃料化施設の安定的に稼働し、処理設備全体の省エネルギー化を実現する。
 下水処理場の汚泥焼却炉と汚泥固形燃料化施設の安定稼働では、汚泥焼却時のエネルギー利用効率を高めるため脱水汚泥の含水率を把握する必要がある。
 予測システムは、同社が技術提携しているスウェーデンの遠心分離機メーカー、アルファ・ラバル(トム・エリクソン最高経営責任者〈CEO〉)の新型遠心脱水機を採用した。脱水汚泥の含水率と省エネ型遠心脱水機の▽遠心効果▽供給汚泥濃度▽コンベヤー部分のトルク-など運転状況の関係性をAIに学習させる。学習モデルを用いて実際の運転データを自動収集。AI予測ソフトでリアルタイムに脱水汚泥の含水率を予測する。従来機に比べ動力を半減し、下水処理場の省エネ稼働を実現する。
 予測システムを搭載した省エネ型遠心脱水機は、既に下水処理場で1機が稼働している。年間の運転実績から高い精度で予測できると確認。今後、含水率予測が可能な省エネ型遠心脱水機として、導入促進を目指す。

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