技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

安藤ハザマ/ダムのコンクリ敷きならし・締め固め管理システム開発/打設状況を可視化  [2021年3月15日3面]

リアルタイムに転圧状況などを確認できる

 ◇コンクリダムの品質向上
 安藤ハザマは、ダム建設のコンクリート打設時に行う敷きならしや締め固めのデータをタブレット端末で管理できるシステムを開発した。GNSS(全球測位衛星システム)を利用して振動ローラーの締め固め回数やコンクリートの打設状況を可視化。集約した情報をタブレットに表示し、全体の作業状況や進捗(しんちょく)を把握する。作業の平準化と品質アップが期待でき、ダムを含む大型造成工事などに適用する。
 開発した管理システムは、自動運転技術で稼働する建設機械の稼働状態をタブレット画面で俯瞰(ふかん)的に把握する。個別の建機を選択すると細かい作業状況も把握可能。振動ローラーの転圧回数が不足している場合、別のローラーに対応を指示できる。作業内容を現場事務所のパソコンに保存し、帳票として出力する。
 開発した管理システムを使用すると、管理者は現場全体と建機単体の稼働状況が確認できる。施工不良箇所を素早く見つけ改善する。今後はRCD工法を利用したコンクリートダムや台形CSGダムの施工、大型造成工事にシステムを適用する。出力した帳票をダムの維持管理に必要な基礎データとして蓄積し、土木構造物の長寿命化に貢献する。
 同社は19トン級の湿地式ブルドーザー2台と11トンクラスの振動ローラー2台を同時に動かす実機試験を実施。施工状況を確認したところ、試験ヤード内にある全建機の作業状況が確認できた。狭い現場を想定し、マシンガイダンス機能付きの小型振動ローラーを使用する実機テストも行った。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。