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三井住友建設/高強度コンクリ使ったPCa床版接合工法を実用化/補強材不要に  [2021年3月22日3面]

実物大施工試験の様子

 三井住友建設は19日、高性能コンクリート「サスティンクリート」を使ったPCa(プレキャスト)床版の接合工法「サスティンジョイント」を実用化したと発表した。高強度のサスティンクリートの使用でループ鉄筋などの補強材を使わず床版が接合できる。千葉県流山市にあるR&Dセンターで実現場を想定した施工試験を実施し、施工方法を確立した。今後は大規模インフラの更新事業で、老朽化した高速道路などの床版取り換え工事で適用を目指す。
 サスティンジョイントは高強度のサスティンクリートを使うことでループ鉄筋などによる補強が不要になり、現場での配筋作業が減らせる。サスティンクリートは原材料に産業副産物を使用している。製造時の二酸化炭素(CO2)排出量の低減効果なども期待できる。
 実物大のPCa床版を使った施工試験では、建設現場を想定し製造から打ち込みまで一連の作業を実施。品質や施工性に問題が無いと確認した。
 サスティンクリートは実現場を想定して設置した可搬型の簡易コンクリートプラントで製造した。製造時間は一般的なコンクリートより長くなるが、安定した品質のコンクリートを製造できる。施工では、サスティンクリートの特徴である高い流動性の効果で、バイブレーターなどによる締め固め作業を行わずに打設できた。試験後に構造物を切断して断面を観察したところ、コンクリートが隅々まで充てんされていることも確認した。

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