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西松建設ら/覆工コンクリの表層品質評価技術を開発/写真からAIが自動評価  [2021年3月22日3面]

システムの構成

 西松建設とsMedio(東京都中央区、岩本定則社長)は、山岳トンネル覆工コンクリートの表層品質を評価する技術「A.E.s.SLiC(イースリック)」を共同開発した。人工知能(AI)が覆工コンクリートの写真で表層状態を自動評価する。評価や評価結果の集計作業が早まり、不具合が発生した場合に改善対策の早期実施が可能になる。
 システムはタブレット、クラウトサーバー、パソコンで構成する。タブレットやデジタルカメラなどで撮影した覆工コンクリート面の写真を入力すると、「表層目視評価シート」に沿いAIが▽剥離▽気泡▽水はしり・砂すじ▽色むら・打重ね線▽施工目地不良▽検査窓枠段差-の6項目を自動評価する。
 「VIS」という画像処理法を写真に適用することで、覆工コンクリート面の凹凸やエッジ、きめ、粗さなどの視認性が高まる。VISで鮮明に処理した画像はシステムの教師データの補強、現場状況で不鮮明な画像しか取得できない場合の評価精度の維持・改善に活用する。
 覆工コンクリート面の写真撮影、評価日、評価者、コメントといった必要事項をタブレット端末で入力すれば、クラウドサーバーへの情報登録とAIによる評価が完了する。データは事務所のパソコンに所定の目視調査評価票の形式で出力可能。データ入力や評価結果の集計作業が容易になる。
 登録したデータはクラウドサーバーを介して現場事務所や本社・支社など支援部署との情報共有が可能。アプリを介して評価項目ごとの評価点推移の一覧表とグラフも出力できる。施工方法の妥当性確認や改善対策の実施効果が見える化できる。

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