技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

東急建設ら/山岳トンネル粉じん測定・周知システムを開発/遠隔地から確認可能  [2021年3月29日3面]

 東急建設、マック(千葉県市川市、宮原宏史社長)、東宏(札幌市東区、小林雅彦社長)の3社は26日、山岳トンネル工事で粉じん濃度の測定と結果の周知が自動化できるシステムを開発したと発表した。濃度測定とデータの整理・周知を自動化。厚生労働省が策定し改正版が4月1日に施行される「ずい道等建設工事における粉じん対策に関するガイドライン」に対応している。稼働中のトンネル工事に適用し有効性を確認した。
 開発した「トンネル粉じん測定システム」は粉じん濃度計とバッテリー、無線装置を収めたボックスを6カ所に設置して使う。計測データを坑内に設置した管理用パソコンに自動送信。同ガイドラインの基準に照らした濃度評価、呼吸用保護具に対する要求防護係数の算出、記録帳票の作成が自動化できる。
 データは管理用パソコン以外に坑内や事務所など遠隔地でもリアルタイムに確認できる。粉じん濃度の測定や粉じん量の把握に必要な作業を大幅に効率化する。
 ボックス外部の吸入口で坑内の空気を取り込み、粉じん濃度を測定する。6台の測定データをリアルタイムで自動取得し一元管理する。開発済みの「入坑管理システム」との連携によって、坑口部のタッチパネルで粉じん濃度の測定結果が作業員に周知できる。
 トンネル工事で新工法が普及したり、機械が大型化したりしたことで、粉じんの発生パターンは多様化している。厚労省は作業環境の変化に対応するため同ガイドラインを改正した。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。