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大成建設/PCa床版接合技術を開発/間詰め幅縮小で工期短縮を実現  [2021年3月29日3面]

間詰め幅が縮小するため、間詰め材の量も削減できる

 大成建設は、道路橋の床版交換工事の工期を短縮するPCa(プレキャスト)床版接合技術を開発した。床版同士の接合部を独自技術でつなぎ合わせ、間詰め幅を従来の3分の1に縮小した。間詰め幅の縮小によって接合部で橋軸直角方向の配筋が不要になり、工期短縮につながる。短期間での道路開放も実現する。接合部は従来工法と同等以上の耐久性が確保できる。
 開発した「Head-bar(ヘッドバー)ジョイント」は、同社保有のプレート定着型せん断補強鉄筋「Head-bar」を接合部構造に適用した。ヘッドバーは異形鉄筋の先端に、プレートを摩擦圧接で接合する機械式鉄筋定着工法として開発した。半円形フックと同等以上の定着性能を持つ。
 間詰め材にヘッドバーと高強度繊維補強モルタルを併用することで、PCa床版接合部の鉄筋応力の伝達性能が向上。接合部にループ継ぎ手を使う従来工法と比較して、間詰め幅が330ミリから110ミリと大幅に縮小した。間詰め幅が縮小したことで間詰め材の数量も削減。間詰め材は小型の機械を使って現地製造が可能なため、施工性が向上する。
 従来工法によるPCa床版の接合部は330ミリ程度の間詰め幅があり、鉄筋を6本配置し、間詰め材にコンクリートを充てんして接合していた。配筋作業やコンクリートの手配などが必要なため施工の手間が掛かっていた。

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