工事・計画

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名古屋市/久屋大通南エリア再整備(中区)の方向性示す/集客施設やイベント空間設置  [2021年3月31日9面]

 名古屋市は、中区にある久屋大通の南エリアについて、再整備の方向性をまとめた。全体を4ゾーンに分けて整備、大須方面との回遊性を強化するため、南側の堀留水処理センター上部空間を活用して集客施設を設ける。この案を29日に開いた「久屋大通再生有識者懇談会」(座長・堀越哲美愛知産業大学長)に提示し、意見を聞いた=写真。
 久屋大通は、都心の栄地区を南北に貫く幅員100メートルのシンボル空間。中央部は久屋大通公園になっている。市は、2027年リニア中央新幹線開業を見据え、全体の再生を進めており、20年9月に北・テレビ塔エリアをオープンさせた。
 これに続き整備する南エリアは、錦通から若宮大通までの延長約800メートル。同懇談会が20年3月に提言した「久屋大通のあり方(南エリア部分)」に基づき、方向性案をまとめた。
 それによると、北側から▽まちのラウンジ▽異日常空間へのエントランス▽動と静のハイブリッド▽創造と発信-の4ゾーンを整備。これらに加え、若宮大通の南側にある堀留水処理センター・久屋大通庭園フラリエの上部空間を栄と大須の連携拠点にする。ゾーン内には、魅力的な集客施設、大規模イベントにも対応できる空間を設ける。
 整備に当たっては、地下街と地上との回遊性、百貨店などが立ち並ぶ沿道との連携、イベント空間の日常利用促進などに配慮する。
 事業スキームについては、整備から管理運営まで、周辺地域関係者も参加して官民が連携できる手法を検討する。
 懇談会で各委員からは「海外を含め国内外から訪れたくなるような魅力的空間を」「各ゾーン、沿道との連続性が必要」「エリアマネジメントにより全体を考える体制づくりが大切になる」などの意見があった。
 市は今後、懇談会や市民の意見を踏まえ、21年度末までに再整備プランを作成し、具体化を図る。

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