企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

戸田建設、西松建設、奥村組/ICT土工管理システムを構築/データ共有で効率化  [2021年4月1日3面]

データ利活用型ICT土工管理システムイメージ

 戸田建設と西松建設、奥村組の3社は建設現場の生産性向上に向け、新たなICT(情報通信技術)土工の管理システムを構築した。転圧や土量などの土工管理データをプラットフォームで一元管理。膨大なデータが利活用できるようになる。関係者のデータ共有も容易になり管理作業の大幅な省力化と効率化につながる。
 システムは▽データ共有プラットフォーム▽転圧施工履歴データによる土量算出▽土砂トレーサビリティー(追跡可能性)管理システム-の三つで構成する。
 プラットフォームは福井コンピュータのクラウドサービス「シムフォニープラス」を利用。データは現場のパソコンからクラウドサーバーに自動アップロードできる。時系列の3D測量・設計や施工履歴のデータを基に、現場だけでなく本支社でも現地状況が素早く確認可能になる。
 転圧施工履歴データは点群データとして扱い、容易に土量算出する方法を確立した。実現場で検証した結果、地上型レーザーススキャナー測量と比べ高さ精度の誤差は10センチ以内に収まった。算出土量は盛り土量約4500立方メートルに対し約10%以内の誤差となり、盛り土の進捗(しんちょく)管理に実用可能と確認した。土量算出の作業時間は90%以上短縮できた。
 土砂トレーサビリティー管理システムでは盛り土材の土取り位置と荷下し位置、施工位置の情報を自動的に管理。盛り土材のトレーサビリティーが強化され品質向上につながる。3社は現場適用を進め、汎用性を高めるとともに機能アップを目指していく。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。