論説・コラム

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回転窓/コロナ時代の通じ合い  [2021年4月1日1面]

 新年度を迎え社会人1年目の若者たちの新生活が幕を開ける。経験を積み重ね、さまざまなことを学びながら、一歩ずつ成長を遂げてもらいたい▼前年から続くコロナ禍で対面による指導や集合研修が難しくなった。新人研修だけでなく、日常業務でもオンラインやリモートワークなどが日常的な風景になりつつある▼マネジメント支援サービスを展開するO:(東京都目黒区)がコロナ下の新卒第1世代約400人に行った概況調査(2020年度版)によると、全体の約7割がテレワークを伴う新人研修を肯定的に評価した。主にワーク・ライフ・バランスの面でメリットを感じているようだ▼デメリットでは業務知識の習得や職場環境の把握よりも、同僚や他の社員とのコミュニケーション不足を指摘する声が半数を超えた。3人に1人が研修期間中の上司とのコミュニケーション機会が週1回を下回ると回答。会社側のフォローが不十分な実態が垣間見えた▼人同士の接触が激減し、リアルに心と心を通じ合わせる機会も失われている。ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、より良い人材育成の在り方が問われている。

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