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安藤ハザマら/山岳トンネル工事のずり破砕システムを開発/遠隔操作で安全に  [2021年4月6日3面]

運転席のタブレット端末を操作してクラッシャーの運転を調整する

 安藤ハザマは5日、山岳トンネル工事の現場から出るずりを、遠隔操作の移動式クラッシャーで破砕するシステムを開発したと発表した。ホイールローダーの運転手が運転席に設置したタブレット端末でクラッシャーを操作。ずりの状況を確認しながら粉砕する。クラッシャーを常時監視する人員の配置が不要になり、破砕粉じんの健康被害を防止できる。
 「移動式クラッシャー遠隔操作システム」は青山機工(東京都台東区、菊地保旨社長)、タグチ工業(福岡市博多区、田口一生社長)と共同開発した。安藤ハザマが進める「山岳トンネル統合型掘削管理システム(i-NATM)」の構成技術になる。
 システムはタブレット端末でカメラの映像取得や移動式クラッシャーの操作が行える。ホイールローダーの運転手は、ずりの破砕状況をカメラ映像で確認しながら、移動式クラッシャーの運転を調整する。ずり投入の作業が容易になる。移動式クラッシャーに破砕状況を監視したり、機器を操作したりする作業員の配置が不要になる。搬出作業の省力化や安全性向上にもつながる。
 連続ベルトコンベヤー方式による山岳トンネルのずり出し作業は、発破で岩盤を破砕した後にずりをホイールローダーで集め、切羽後方に設置したクラッシャーに投入する。クラッシャーでベルトコンベヤーで運べる大きさまで砕いた後は、連続ベルトコンベヤーでトンネル坑外の仮設ヤードに搬出する。
 クラッシャーへのずり投入では、ずりの大きさなどに応じてクラッシャーの運転を調整管理する監視員を配置するケースが多い。監視員の安全確保、粉じんによる健康被害などが課題になっていた。

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