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鴻池組ら/松本城内堀をロボットで浚渫/水質浄化可能な総合的工法を開発へ  [2021年4月8日3面]

水中排砂ロボット外観

 鴻池組とシーテック(名古屋市瑞穂区、仰木一郎社長)は、長野県松本市の松本城の内堀で、水中排砂ロボットによる浚渫を実施したと7日発表した。水中排砂ロボットによる浚渫と脱水固化処理を組み合わせ堀の水質を浄化する。実験で得られた知見を生かして水中排砂ロボットの浚渫技術を改善し、さまざまな自然環境に対応できる工法の開発を目指す。水質浄化に寄与できる総合的な工法に仕上げていく。
 史跡松本城浚渫工法調査業務委託として市から工事を受託した。シーテックの保有する水中排砂ロボットによる浚渫と、脱水固化処理が基本技術の「サブマード工法」を適用。内堀のうち300立方メートル、土厚1メートルの泥土を取り除いた。
 水中排砂ロボットをつり上げるフロート台船を補助的に使用。水中排砂ロボットが自走できない堀底の起伏の厳しい箇所も移動でき、状況に応じた浚渫が可能になった。コンパクトな設備で景観を損ねず作業できたという。
 鴻池組が保有する酸素やオゾンの極小気泡であるウルトラファインバブル(UFB)技術を浚渫泥土の脱水固化処理に活用。酸素とオゾンの供給で浚渫泥土の酸化を促進した。放流水槽でもUFB発生装置を使って高濃度溶存酸素水を生成。洗浄水に一部再利用するなど工夫を凝らした。

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