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士会連合会/飲食店への換気方法助言業務を開始/会員が訪問、改善策提案  [2021年4月15日1面]

 日本建築士会連合会(士会連合会、近角真一会長)は、新型コロナウイルスの感染防止対策の一環で、飲食店などに換気方法を助言する業務を開始した。士会連合会と全国の建築士会が連携。会員が飲食店や事務所などを訪問し、二酸化炭素(CO2)濃度を測定する。基準を超過した場合は建物所有者に改善提案を行う。士会連合会は業務を通じて飲食店経営者やビルオーナーに換気の重要性を訴える。
 換気方法の助言は、士会連合会と各建築士会が実施する「換気アドバイス講習」の受講修了者が担う。各建築士会は受講した会員を名簿に登録し、飲食店や建物所有者からの要請に応じて建築士を派遣。室内のCO2濃度を測定したり、十分な空間が確保できているかをレーザー距離計で計測したりする。
 換気の良しあしは「建築物環境衛生管理基準」に定めるCO2含有率(1000ppm以下)から判定する。含有率が超過した場合は、飲食店や建物所有者に改善策をアドバイスする。換気アドバイスでも室内環境が改善されない場合は、改善計画を立案できる専門家を紹介するオプションサービスも展開する。
 初回の講習会は3月31日にオンライン形式で実施。東京建築士会(近角会長)に所属する41人が受講し、6人を名簿登録した。士会連合会は5月に2回目の講習会を行う予定。将来的には他の建築関連団体にも協力を呼び掛け、アドバイスを行う人材を確保する考え。
 換気アドバイスを通じ、飲食店や施設所有者らにこまめな空気の入れ替えを促す。業務に携わる会員には「換気に関する知見を一層広めてもらいたい」(鴛海浩康東京建築士会専務理事)としている。

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