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福島県/高校写真部とSNSで現場の魅力発信/担い手確保を後押し  [2021年4月16日8面]

 福島県は高校の写真部と協力し、建設産業の魅力を伝える新たな広報戦略に乗り出す。SNS(インターネット交流サイト)をさまざまな情報源やコミュニケーションツールとして使いこなす若い世代の感性や発信力に着目。高校の写真部で活動している生徒を建設現場に案内し、そこで撮影した作品をSNSや展示会などで紹介する取り組みを始める。建設産業の仕事に興味を持つきっかけを広げる狙いがある。
 2021年度予算で新規事業化した。
 県は今後、写真部がある県内の高校から建設現場に案内する1校を選ぶ。その後、写真の専門家を講師とする技術講習会を開いてから施工中の建設現場に案内する。これらの取り組みを実際に行う時期は新型コロナウイルスの感染状況などを考慮して決める。
 高校写真部との協力で期待するのは、若い感性にあふれた建設現場の撮影とSNSを駆使した発信力。写真に関しては、現場の迫力や、実際に働いている人たちの感情が率直に伝わるような作品ができあがることに期待している。作品は県土木部や生徒個人のツイッターやフェイスブック、展示会などで紹介する計画だ。
 県によると、これまで建設業の魅力を伝える活動は主に工業高校向けに行ってきた。今後は高校写真部と協力する新たな取り組みを通じ、建設産業の仕事に触れる機会が少なかった普通科の高校にも積極的に発信していく。
 人口の減少や高齢化が進む中、地域の社会資本整備や災害対応の新たな担い手となる若者の確保に一段と注力する。
 22年度以降、建設現場に案内する高校写真部の対象校拡大も検討する。

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