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仙台市、東北大学/スーパーシティー構想提案/4万平米の研究開発拠点整備  [2021年4月20日6面]

仙台市と東北大学が国に提案したスーパーシティー構想のイメージ

 仙台市と東北大学は、大胆な規制緩和と最先端技術の結集によって未来都市をつくるスーパーシティー構想の国家戦略特区指定を内閣府に提案した。産学連携組織の光科学イノベーションセンター(高田昌樹理事長)が次世代放射光施設を整備している仙台市青葉区の東北大青葉山新キャンパスを拠点に設定。同施設周辺で構想がある整備面積約4万平方メートルの研究開発拠点群「サイエンスパーク」の整備を後押しする。
 仙台市と東北大が掲げるスーパーシティー構想では、人工知能(AI)やビッグデータといった最先端技術を生かしたサービスを実装し、若者の力を最大限に引き出す成長拠点を創出。東北大の技術と英知を核とした産官学連携により、▽人と社会のつながり▽パーソナルヘルスケア▽ロボットとの共生▽エネルギー自立分散▽マイクロモビリティ-の五つのサービス領域で最先端サービスの具体化を目指す。
 内閣府に提出したスーパーシティー構想の提案では、仙台市内に点在する東北大の複数のキャンパスを「未来都市ショーケース」に設定し、その中心に青葉山新キャンパスを掲げる。
 青葉山新キャンパスでは2023年に稼働開始を予定している次世代放射光施設を建設中。巨大な顕微鏡のような外観が特徴で、あらゆる物資を原子レベルで観察できる世界最先端の研究拠点になる。建設地周辺では同施設と連動したさまざまな研究開発拠点で形成する4万平方メートルのサイエンスパーク整備構想もある。
 スーパーシティー構想の国家戦略特区指定が実現すれば、研究開発に携わるさまざまな企業の誘致とともにサイエンスパーク整備構想自体の具体化を後押しできると見ている。市は東北大が今回の提案に先立ってスーパーシティー構想に参画する民間事業者を選定済み。建設関係では、大成建設がエネルギー自立分散、パスコがロボットとの共生、構造計画研究所が人と社会とのつながり、パシフィックコンサルタンツがマイクロモビリティの各サービス領域にそれぞれ名乗りを挙げている。

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