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オリコンサルら/AIで交通事故リスク予測/2時間先の発生確率算定  [2021年4月20日2面]

 オリエンタルコンサルタンツや首都高速道路会社ら4者は、人工知能(AI)を駆使し交通事故を予測する技術を共同開発した。首都高の4路線10区間を対象に、気象や交通事故データから教師データを構築。ディープラーニング(深層学習)を使って2時間先に起こりうる事故の発生確率を算定する。予測データを活用すれば、道路の監視強化や効率的な維持管理にも役立てられるという。
 予測技術は▽オリコンサル▽首都高速会社▽愛媛大学▽エクサウィザーズ(東京都港区、石山洸社長)-の4者が共同で開発した。オリコンサルや首都高速会社が保有する交通事故分析技術をフル活用した。愛媛大学の吉井稔雄教授らが研究している交通事故関連の予測技術、AIでさまざまなサービスを提供するエクサウィザーズの技術力を融合して予測モデルを作る。
 交通事故の要因となる過去8年分の交通量や速度、気象庁が提供する降雨量といったデータをベースに教師データを生成する。対象は首都高の主要4路線10区間(都心環状線、3号渋谷線など)で、教師データを入力するとAIが約30分~2時間先の事故発生確率を割り出す仕組み。
 4者は4路線で事故発生確率の予測精度を検証した。30分ごとに2時間先の予測値と実際の事故件数から算出した確率を比較した結果、増減傾向がほぼ一致=グラフ参照。今後は道路交通状況マップへの提供を通じ、事故抑制と事故後の早期対応に貢献する考え。

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