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東光電気工事/ヴァリアブルクレーンを開発/鉄塔建設が1台で可能に  [2021年4月21日3面]

ヴァリアブルクレーンを使った鉄塔施工風景

クレーンを支えるアウトリガー

 東光電気工事は、1台で鉄塔の組み立て工事が可能な「ヴァリアブル(変幻自在)クレーン」を開発した。架空送電線工事で使用する基礎工事用のジブクレーンと鉄塔組み立て用のクライミングクレーンの機能を組み合わせた。鉄塔規模や地形条件に応じて性能などを切り替えられる。鉄塔の基礎工事から組み立て工事までを実施できる。鉄塔建設のコスト削減と生産性向上、工期短縮を実現する。
 ヴァリアブルクレーンの開発には北川鉄工所が協力。同社が製造する小型クライミングクレーンをベースに開発した。従来の鉄塔工事はジブクレーンとクライミングクレーンの2台で行っていた。ヴァリアブルクレーン1台で2台分の機能を持つため一般的な工程と比べ工期を約10日間短縮でき、全体の人工数も軽減する。
 クレーンの固定にはアウトリガーを採用。4メートル四方、6メートル四方、8メートル四方に長さを選択できる。クレーンを固定するための基礎工事が不要となる。傾斜や現場の敷地条件にも対応する。
 20日に同社のつくばセンター(茨城県つくばみらい市)でデモンストレーションを実施した。建機レンタル会社やクレーン製造会社、電力会社など約60人が参加。送電線事業部技術営業部の水野俊志部長は「送電線工事に特化した。小型鉄塔から大型鉄塔まですべての送電線の現場に対応できる」と説明した。2021年度内に現場で実証し22年度の本格適用を目指す。

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