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竹中工務店/地熱発電事業に参入/岐阜県高山市で温泉活用の発電所稼働  [2021年4月21日3面]

地産地消にも貢献する「TAKENAKA奥飛騨地熱発電所」

 竹中工務店は岐阜県高山市にある奥飛騨温泉郷で地熱発電事業を開始した。奥飛騨宝温泉協同組合(田中君明代表理事)と連携し温泉井を活用した「TAKENAKA奥飛騨地熱発電所」(売電容量49・9キロワット)を建設。中部電力パワーグリッドに売電する。施設内にある組合温泉供給設備にも給電しエネルギーの地産地消を目指す。同社が地熱発電事業に参画するのは初めて。
 発電所の建設地は一重ケ根一宝水200の335ほか。自噴する温泉の熱水や蒸気を熱交換し、低沸点の媒体を気化してタービンを回し発電する。年間の発電電力量は約500メガワット時。一般家庭約100戸分の年間使用電力量に相当する。売電収入は年間2000万円を見込む。投資の回収期間は10年程度を予定している。
 発電機は熱交換器選定の自由度が高く、冷媒を直接蒸気で加熱するタイプを導入した。従来に比べ発電量を約20%高めた。配管内に固着する温泉成分が簡単に除去できる熱交換器を採用するなど、メンテナンスのしやすさにも配慮した。
 発電所は3月に稼働を開始した。今後も組合と協働し同地区で事業発展に向けた地熱資源の調査を進める考えだ。

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