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竹中工務店ら/都内歴史的建造物の改修完了/シェアオフィスが開業  [2021年4月22日3面]

テラコッタタイルの特徴的な外観

当初の風合いや装飾を残したオフィス

 竹中工務店は、東京都港区新橋2丁目に立地する歴史的建造物「堀ビル」の改修工事を終え、1日にシェアオフィスとして運用を始めた。gooddaysホールディングスの子会社グッドルーム(東京都渋谷区、小倉弘之社長)が「GOOD OFFICE新橋」を運営する。部屋は20室で竹中工務店も入居。多様な企業と連携しイノベーションの創出拠点を目指す。
 堀ビルは建具金物の製造・販売を行う堀商店(東京都新宿区、堀英一郎社長)の事務所として1932年に竣工した。RC造地下1階地上5階建て延べ875平方メートルの規模。テラコッタタイルを基調に水平に窓が連続する特徴的な外観を有する。建物内外に装飾が施され、東京都の選定歴史的建造物、国の登録有形文化財に登録されている。
 竹中工務店が建物を所有する堀商店の堀信子会長とマスターリース契約を結び、改修工事を行った。外壁のタイルや石は赤外線を使った調査と人工知能(AI)による状態解析で適切に補修。内部は木扉や金物、暖炉、和室など当初の風合いや装飾を極力残し、モダンな要素を融合させた。
 チョウチョ型のブロックを積み上げ耐震補強壁にするエストンブロック工法や、軽量で加工が容易な不燃段ボールダクト「エボルダン」など独自技術も採用。新型コロナウイルス対策で機械換気設備も新設した。
 オフィスは約12~55平方メートルの20部屋で構成。会議室やラウンジなどの共用スペースも多数設けた。4社が入居済みで竹中工務店は4階にオープンイノベーションの拠点を設置。4~6人が常駐し、多様な企業と連携して建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させていく。

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