論説・コラム

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回転窓/黙々と粛々と  [2021年4月23日1面]

 首都圏の大型現場に取材で入った。竣工間近の段階で、多くの技能者らが慌ただしく行き交う。かつてと違うのは、休憩時間もマスクをしたまま黙々と静かにしている姿だ▼打ち合わせのような様子は散見されたが、大声で世間話をするような人はいない。我慢や息苦しさがあろうが、振る舞いに気をつけることで、新型コロナウイルスの感染拡大局面下でも、止めること無く工事が続いている▼新型コロナの新規感染者が21日、3カ月ぶりに5000人を超えた。大阪府など過去最多を報告する地域が相次ぐ事態に陥っている。東京や大阪、京都、兵庫の4都府県では、3度目の緊急事態宣言が発令の方向だ▼1年前の4月には多くの建設現場が対応に揺れていた。大型連休を前倒しする形で、工事を中断する動きも相次ぎ、長期化を不安視する声も上がった▼検温や現場の消毒、3密対策などを徹底する現場のニューノーマル(新常態)が浸透。緊急事態宣言が再発令されても、粛々と作業を続けられる体制は整っている。とはいえ、熱中症が懸念される時期が間近に迫っている。油断をせずに我慢の時期を乗り切ってほしい。

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