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関東整備局荒川調節池工事/荒川第二・三調節池整備/計画地の3Dモデル作成  [2021年4月27日5面]

荒川第二・三調節池の3Dモデル(荒川調節池工事事務所提供)

 関東地方整備局荒川調節池工事事務所は、荒川流域の治水対策として中流部で計画する「荒川第二・三調節池」の整備に向け、現場状況の周知に3Dデータを活用する。26日に3Dモデルの公開を開始。2021年度は工事などの打ち合わせで活用し、プロジェクトの理解促進につなげる。22年度以降に行う本体工事の入札では、3Dモデルを参考資料とした技術提案の実施を検討。新技術導入を促し生産性向上につなげる。
 同調節池は埼玉県のさいたま、川越、上尾の3市にまたがるエリアに整備する。敷地面積は約760ヘクタール。トータルで約5100立方メートルの洪水調節機能を確保する。21年度に工事用道路の整備を開始。22年度以降に本体着工し、31年度の事業完了を目指している。
 事業促進に向け、同事務所はドローン(小型無人機)などで収集したデータを基に調節池全体の3D図面を作成。同事務所内の「建設DX推進室」で閲覧できる。事前予約制で建設会社や地方自治体の担当者向けに3Dモデルに触れてもらえる環境を用意。5月末には希望する企業などにデータを提供する。
 3Dモデルで事業内容や地形情報を説明し、設計や施工などの協議に役立てる。周辺の景観検討や住民説明などでも使用する。22年度以降に行う本体工事では発注段階で活用を想定。新技術導入や効率的な施工計画を立案するための資料に活用してもらう。
 国土交通省は同事務所を新技術の導入をリードする「i-Constructionモデル事務所」に位置付けている。ICT(情報通信技術)などを現場で積極的に活用し、建設現場の生産性向上に取り組んでいく。武藤健治所長は「われわれが思っている以上に3Dモデルの活用方法はあるはず。民間の持っている新たな発想が生かせるようしたい」としている。

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