工事・計画

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東京・新宿区/新宿駅北東部地下通路線を西武新宿駅南側に整備/都市計画手続き着手  [2021年4月28日4面]

既存地下ルートとの比較

計画地の地上部街路=27日撮影

 東京・新宿区は、西武鉄道西武新宿駅と東京メトロ丸ノ内線新宿駅を結ぶ地下通路の整備を盛り込んだ都市計画の変更素案をまとめた。地下通路の総延長は約140メートルで、幅員6~18メートルを計画する。工事期間は未定。実現すれば徒歩で約11分かかっている地下街経由の移動時間が、半分以下の約5分に短縮できる。年内の都市計画変更を目指し調整していく。
 事業名は「新宿駅北東部地下通路線」で、計画地は新宿3丁目と歌舞伎町1丁目。西武新宿駅と接続する地下街「新宿サブナード」の入り口付近にある地下通路「特殊街路新宿歩行者専用道第4号線」(1975年完成、総延長140メートル)を南に延伸する形で一体的に整備。丸ノ内線新宿駅側の地下街「メトロプロムナード」までをほぼ直線でつなぐ。事業予定者は西武鉄道。
 西武新宿駅と東京メトロ・JR線新宿駅を乗り換えなどで移動する場合、サブナードとプロムナードを通過する必要がある。現状の地下ルートは東側に遠回りするため、アクセスに大きな課題がある。地上ルートも幹線道路の信号待ちや駅前広場の混雑で移動に時間がかかる。新宿区は新ルートの整備で、乗り換え利便性の向上や歩行者流動の分散、バリアフリー動線の確保が実現できると期待する。
 区は夏ごろに計画変更案を公表する。一般からの意見や都市計画審議会での議論を経て、年内に都市計画変更の手続きを完了させる。
 西武新宿、新宿両駅を直線的に結ぶ地下通路は、西武鉄道と都が都市計画廃止に向けた手続きを進めている西武新宿線の複々線化計画(地下急行線)で、改札外コンコースとして整備する予定だった。同社は複々線化計画の廃止に併せ、地下通路だけを対象にした整備計画として、区と内容を協議していた。

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