工事・計画

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東京23区内の大規模建築計画/20年度68件、直近5年で最少/本社調査  [2021年5月6日4面]

最大規模の日本橋一丁目中地区再開発の完成イメージ(20年10月時点)

 2020年度に東京23区内で公表された延べ床面積1万平方メートル以上の大規模建築計画は、過去5年間で最も少ない68件だった。1件当たりの平均延べ床面積は4万4058平方メートル(19年度比866平方メートル増)。コロナ禍で経済活動は大きな影響を受けたが、「新型コロナウイルスの影響で着工を見送った大規模案件はない」(大手デベロッパー)など、都内の建築プロジェクトは堅調に推移しているようだ。
 「東京都中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づき、20年4月2日~21年3月31日に都へ提出された標識設置届を日刊建設工業新聞社が集計した。建築計画が最終的に決定し、近隣説明や行政手続きに入った段階のプロジェクトが集計対象。公共機関の建築計画も含まれる。
 延べ床面積の合計は19年度と比べ80万4929平方メートル減の299万5951平方メートル。延べ床面積別の件数は、▽1万平方メートル台=35件(19年度比18件減)▽2万平方メートル台=9件▽(増減なし)▽3万平方メートル台=5件(7件減)▽4万平方メートル台=5件(2件増)▽5万平方メートル台=2件(1件増)▽6万平方メートル台=1件(19年度0件)▽7万平方メートル台=2件(同)▽8万平方メートル台=2件(同)▽9万平方メートル台=2件(19年度比1件増)▽10万平方メートル以上=5件(4件減)-だった。
 最大規模は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合が中央区で計画するプロジェクトのうち、C街区の再開発ビル。建物はS一部RC・SRC造地下5階地上52階ペントハウス2階建て延べ36万8700平方メートルの規模。9月の着工、25年12月末の竣工を目指す。設計は日建設計。施工者は決まっていない。
 C街区以外で10万平方メートルを超える大規模案件は▽NHK放送センター建替工事(渋谷区、延べ27万2119平方メートル)▽東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事(中央区、22万5200平方メートル)▽東京レールゲートEAST整備事業(本体工事)(品川区、17万3972平方メートル)▽(仮称)港区三田一丁目計画(共同住宅棟・大学棟)(港区、15万3700平方メートル)-の4件。
 68件を用途別で見ると、ホテルが入る物件は6件と1件増えた。物流倉庫を含む物件は5件。大学の校舎や図書館など学校関連施設は9件で、19年度の16件から半減した。共同住宅を含む物件は29件(4件減)、事務所が23件(同)だった。

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