企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

JFEエンジ/廃棄物施設の受注拡大へ/新電力パッケージで高付加価値化  [2021年5月7日3面]

 JFEエンジニアリングが、地域新電力などと組み合わせた廃棄物焼却施設の高付加価値化に注力している。廃棄物焼却施設の整備と、該当地域での再生可能エネルギーの普及などをパッケージで提案。地域活性化へのアイデアを取り入れて持続可能な地域社会の実現に貢献しながら、EPC(設計・調達・建設)と運営との一括受注につなげる。
 同社は静岡県磐田市を皮切りに、埼玉県所沢市や熊本市、広島県福山市、新潟市、愛知県豊橋市で地方自治体らと連携した地域新電力事業を展開している。エネルギーの地産地消や地域活性化に取り組んでいる。
 特徴的なのが、所沢市らと設立した「ところざわ未来電力」(所沢市、中村俊明社長)だ。メガソーラー、ごみ焼却・リサイクル施設である東部クリーンセンターなどから電源を調達。公共施設向けの高圧電力から開始し、民間事業者向け高圧電力、民間事業者・家庭向けの低圧電力と段階的に拡充している。
 3月には、地元でプロ野球球団を運営する西武ライオンズ(所沢市、居郷肇社長)と提携した低圧電力メニュー「ライオンズでんき」をスタート。地域の大手電力会社標準価格の1%引きの価格で提供する。この割引とは別に、電気料金の1%を同球団の選手育成支援に充てる。オンラインサイン会参加権などの特典を抽選で付与するキャンペーンを実施し、地元チームを応援する地域住民のニーズも取り込む。
 JFEエンジニアリングは、東部クリーンセンターの建設を手掛け、その後に延命化工事と長期包括運営業務も受注していた。同社は、同市の試みをパイロット事業の一つに位置付けており、「清掃工場を作った所を中心に、EPCプラス運営型を志向していく」(リサイクル・発電事業本部)としている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。