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オートデスク/AutoCAD2製品を発売/従来品より安価、生産性と柔軟性向上  [2021年5月10日3面]

 オートデスクが設計図面作成ソフトウエアの「AutoCAD」を改良し、7日に発売した。2D作図ソフトに比べ最大約7倍の速さで3Dモデルの設計図面が作成できる。従来品よりも安価に抑えつつ処理能力を格段に高めた。図面からデータをエクセルなどに自動出力し、設計業務の効率アップに貢献する。
 新製品は2D作図用の「AutoCAD LT」と同程度の価格で販売するAutoCADと、機械や電気設備など七つの業種ごとに専用機能を用意した「AutoCAD PLUS」の2製品。国内のニーズを踏まえ▽生産性向上▽柔軟性▽信頼性-の3点を軸に開発した。
 AutoCAD専用のアプリをAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)で連携。3Dモデルを自動作成したり、仕上げた3Dモデルを2Dに変換したりする機能を備えている。従来品のAutoCAD LTよりも作業効率を格段に高めた。3Dモデルは点群データで構成しているため、より鮮明な画像になる。
 設計を支援する「エクスプレスツール」を使用すれば、図面編集を最大8割短縮する。使用数量などをエクセルなどに自動出力でき、手動に比べて93%の時間短縮を実現した。同社が提供する標準ファイル形式(DWG)で保存するため、「Revit」など他のソフトでも作図が可能。互換性が高まり、柔軟性と品質向上による信頼確保にもつながる。
 これら機能をベースに、AutoCAD PLUSは7業種に特化した「業種別ツールセット」を付加。標準タイプのAutoCADよりも、60%以上の業務効率が期待できる。図面レビューに修正依頼を記入できるトレース機能を追加し、手戻り防止にも貢献する。
 1ユーザー年額(税込み)でAutoCADが7万1500円、AutoCAD PLUSが23万1000円。
 オンラインで7日に会見した織田浩義社長は「以前から当社製品の価値を実感していたが、生まれ変わったAutoCADで付加価値を提供する」とコメント。設計業務などに従事するユーザーのさらなる利便性向上に期待した。

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