工事・計画

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中部整備局/国営木曽三川公園整備・管理運営プログラム案/SDGsの視点取り込む  [2021年5月18日8面]

木曽三川公園

 中部地方整備局は、2021~25年度を実施期間とする国営木曽三川公園整備・管理運営プログラム案をまとめた。公園の利用促進と満足度向上を図るため、三派川、中央水郷、河口の3地区で進めている公園整備と管理運営に関する重点事項などを示した。再生可能エネルギーの活用検討やカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)への貢献などSDGs(持続可能な開発目標)の考えを新たに取り入れたのが特徴。パブリックコメントを経て6月中にプログラムを策定し、本年度からの整備に反映する。
 木曽三川公園は木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川が持つ広大なオープンスペースと豊かな自然環境を活用し、レクリエーション需要の増大と多様化に対応するために設置した。上流から三派川地区、中央水郷地区、河口地区の3地区、計約6100ヘクタールで構成する。
 1987年に木曽三川公園センター11ヘクタールの供用を開始。順次整備を進め、21年3月末時点の供用面積は290ヘクタール。レクリエーションだけでなく災害時の広域避難やテックフォース(緊急災害対策派遣隊)の活動拠点など地域の防災・減災にも貢献している。
 整備・管理運営プログラムでは5年間の整備方針として、三派川地区のフラワーパーク江南II期エリアは早期開園を目指し整備を推進。本年度は修景施設や園路広場の整備を進める。中央水郷地区のワイルドネイチャープラザは河岸砂丘(祖父江砂丘)の保全・再生を引き続き進める。木曽三川公園センターの「水と緑の館」は、高速・大容量通信が可能な5G(第5世代通信規格)活用やAI(人工知能)を用いた展示施設の導入などを検討し、展示施設の再整備に取り組む。本年度は展望タワーの耐震対策工事に着手する。河口地区の桑名の七里の渡し公園は、地区を象徴する特徴的な歴史資源である「七里の渡し」を中心に整備計画の検討や設計、整備を推進する。
 SDGsの取り組みでは、▽川に親しみ学ぶ場や歴史文化に触れる場の提供▽ワンドやヨシ原など水辺林や樹木地の保全▽沿川自治体と連携した地域活性化▽避難地や防災拠点としての機能強化▽省エネ機器導入や再生可能エネルギーの活用によるカーボンニュートラルへの貢献-などを挙げ、公園整備を通じて目標達成に貢献する方針を打ち出した。

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