企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

若築建設・烏田克彦社長/24年3月期で単体受注1千億円目指す/持続的成長へ全力  [2021年5月20日1面]

烏田社長

 4月1日付で就任した若築建設の烏田克彦社長が19日、東京都内で開いた決算説明会で今後の経営方針などを明らかにした。新たに策定した2021年度から3カ年の中期経営計画を着実に推進し、持続的な成長と企業価値の向上を目指す。業績目標は24年3月期で単体受注高1000億円(21年3月期実績884億47百万円)など。烏田社長は国が進める国土強靱化や防災・減災対策を「非常に大きな市場」と捉え、「技術力と提案力を発揮しながら得意とする海洋工事分野の受注拡大を狙う」と力を込めた。
 世界中で脱炭素化の動きが加速する中、同社は太陽光やバイオマスなど再生可能エネルギー分野を成長のエンジンに位置付けた。複数のプロジェクトが進行する洋上風力発電について、烏田社長は「施工コスト低減の研究開発に加え、国が進める洋上風力発電の基地港湾整備にも積極的に参加していく」と前向きに対応する考えを表明した。
 建設市場は今後、受注競争の激化が予想される。烏田社長は「今後も競争環境の厳しさは続く」と認識しながらも、「得意分野と成長分野を伸ばしていく」方針を明らかにし、「目標に掲げる単体受注高1000億円は十分に可能な数字」と強調した。
 生産性向上への対応では、若築DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを加速する。ICT(情報通信技術)を活用した半自動化システムの拡充、プレキャスト(PCa)技術や遠隔化技術の開発などに意欲を見せた。BIM/CIMの取り組みも強化。「現場の働き方改革を一層加速させる」ことで競争力の強化や収益力の向上、働きやすい環境の整備などにつなげていく。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。