工事・計画

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川崎市/南武線連立と大師線連立の方向性公表/構造・工法や事業費見直しなど  [2021年5月28日5面]

 川崎市は27日、JR南武線連続立体交差事業と京急大師線連続立体交差事業の今後の方向性を明らかにした。南武線連立事業は現行計画の仮線高架工法にとらわれず、別線高架工法採用の可能性なども含め構造や工法などの見直しを検討する。2021年度内に第3期実施計画(素案)などで検討結果を公表する。大師線連立事業は1期1区間が23年度に完成予定。2区間は事業費や施工方法、構造工法などを見直す。
 27日の市議会まちづくり委員会で報告した。市は連立2事業と等々力緑地再編整備事業の3事業を市の大規模投資的事業に位置付けている。新型コロナウイルスの影響などを勘案し、20年度に予定していた都市計画決定を見送るなどして今後の方向性を再検討していた。
 南武線連立は20年度の都決を見送った。先行する京急大師線1期1区間の事業費増額や事業期間延伸の原因などを参考に、計画を精査する。現行計画では仮線高架工法を想定しているが、今後は別線高架工法について、都市計画道路(矢向鹿島田線)の都市計画変更や鉄道位置の変更などで採用が可能かどうかを検討する。南武線連立の事業区間は「矢向駅~武蔵小杉駅」の延長約4・5キロ。駅数3駅、踏切数9カ所。総事業費は1479億円(連立本体1185億円、関連道路294億円)と試算している。
 大師線の1期1区間「小島新田~東門前駅間」(約1・2キロ)の工事が23年度末の完了予定。2区間は「東門前駅~鈴木町駅」(約1・2キロ)。駅数2駅、踏切数6カ所。事業費は約784億円と試算しているが、現在精査中。2区間は1区間の進捗(しんちょく)状況を踏まえて事業費などを見直す。事業費の縮減や平準化、工期短縮に向け施工方法や構造工法を再検討する方針だ。

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