論説・コラム

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回転窓/自転車文化の振興後押し  [2021年5月31日1面]

 「保険どうしてます?」。条例を改正し、いわゆる自転車保険への加入が4月から義務化された千葉市の小学校や自転車屋で、保険加入の対応が話題になっていると聞いた▼高額な賠償請求に至る事故が増え、被害者だけでなく加害者も守るために加入が必要という。保険商品が多い中で、自動車保険などの特約に個人賠償責任保険が付帯されていることがあり、加入済みの保険の確認を求めている▼市は「ちばチャリ」と銘打って、走行レーンの整備など自転車をまちづくりに生かす取り組みを進めてきた。千葉競輪場の改修も実施中。このほど屋内に1周250メートルの木製トラックを備えるドーム施設が完成した▼木製トラックは曲線加工の技術が必要。固さや水分量が適した材料と専門性の高い施工力が求められ、調湿をはじめ高性能な建築設備も欠かせない▼ドームはすべてのプロ競輪選手が出場可能な250競輪を実施。6周1500メートルの勝敗を競う。自転車競技と公営事業を融合した世界初の試みで、コロナ禍の影響から開催が10月に決まった。建設技術の粋を結集した舞台が地域の自転車文化の振興を促すと期待したい。

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