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東電RPグループ/千葉県銚子市沖洋上風力発電事業に応募/21年秋にも事業者決定へ  [2021年5月31日5面]

 国が洋上風力発電の「促進区域」に指定している千葉県銚子市沖で、海洋再生可能エネルギー整備法(再エネ海域利用法)に基づく発電事業者の応募が27日に締め切られた。東京電力リニューアブルパワー(東電RP)は、デンマークの洋上風力発電大手・オーステッド(フレゼリシア、マッズ・ニッパー社長兼CEO〈最高経営責任者〉)と共同で「公募占用計画」を国に提出。両社は共同出資会社を通じて銚子市沖での事業実施を目指す。国は電力供給価格と事業実現性などを総合的に評価し今秋にも事業者を決定する。
 銚子市沖の「促進区域」は市南部にある名洗港の港湾区域南側海域約4000ヘクタール。発電用風車は着床式を予定する。公募占用計画の有効期間は30年間。電力調達期間は20年。固定価格買い取り(FIT)制度に基づく供給価格の上限は1キロワット時当たり29円となっている。発電出力の上限は設けていない。
 東電RPらは2020年3月に「銚子洋上ウインドファーム」を設立した。10年以上にわたり銚子市沖で実証実験に取り組んできた東電RPの知見と、欧州を中心に豊富な実績を持つオーステッドのノウハウを合わせ、発電事業の受注を目指していた。
 公募占用計画の提出に当たり東電RPの井上慎介常務は「地域の要望と両社の知見を最大限織り込んだ公募占有計画が策定できた」とコメント。オーステッドのマティアス・バウゼンヴァインアジア太平洋地域総裁代表取締役は「日本初の洋上風力発電の入札に当たり、東京電力RPとの戦略的パートナーシップを重宝している。今後も日本が必要としているクリーンエネルギーの供給に向けての取り組みを確約する」とした。
 銚子市沖では東電RP・オーステッドグループ以外に中部電力・三菱商事パワーグループなども、事業実施に関心を示していた。

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