論説・コラム

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回転窓/そうだよね、そうそう  [2021年6月1日1面]

 「会社へは 来るなと上司 行けと妻」--。第一生命保険は先週、毎年恒例のサラリーマン川柳(サラ川)の人気ベスト10を発表した▼世相を反映しさまざまな作品が応募されるサラ川。今回は長引くコロナ禍を受け、職場や家庭で味わった悲哀を題材にしたものが多かった▼社命で在宅勤務の目標達成に躍起な上司、仕事とはいえ日中家にいられては迷惑と夫に出勤を勧める妻。板挟みになっている夫の心情に「そうだよね」と共感する人も多いのでは。2位には新型コロナウイルスの流行を受けて政府が配った特別定額給付金を取り上げた「十万円 見る事もなく 妻のもの」が入った▼ちなみに前回のサラ川で第1位だったのは「我が家では 最強スクラム 妻・娘」。ラグビーワールドカップ日本大会で代表チームが躍進しムーブメントを巻き起こしたことと、家庭内での立場を詠んだ作品でこちらも「そうそう」と思わずうなずく人は少なくないはず▼行動に気を使う生活が長くなり制約に閉口する場面がたびたびある。ただ、どんな時も自制は大切。苦しくなったら冗談の一つも言って暗い気持ちを弾き飛ばそうと思う。

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