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北海道開発局/21年度施工効率等向上プロジェクト/生産性向上チェックリストを試行  [2021年6月1日6面]

 北海道開発局は公共工事の品質確保と生産性向上を目的に推進している「施工効率向上プロジェクト」と「業務成果品質向上プロジェクト」の2021年度取り組み方針をまとめた。工事では重点項目として新たに「生産性向上に向けたチェックリスト」を試行し、工程短縮や安全管理、環境対策などについて受発注者間で協議し、必要な取り組みを進める。業務ではウェブ会議などICT(情報通信技術)を積極的に活用し、業務環境の改善を図る。
 施工効率向上プロジェクトは、受発注者間での情報共有の徹底や協議の迅速化、工事書類の簡素化など、公共工事の品質確保や生産性の向上に向け、工事の着手前、工事中、完成後の3段階で行う取り組みの総称。同局では09年度から取り組んでいる。
 21年度は「発注関係事務の運用に関する指針」や「働き方改革実施方針」の適切な実施などを踏まえ、重点項目に従来の「週休2日の促進に向けた工期設定条件の確認・共有を徹底」「業務環境の改善」に加え、「生産性向上に向けたチェックリストの試行」を設定した。
 チェックリストでは、▽ICTの全面的な活用▽現場条件に応じたプレキャスト(PCa)の導入促進▽新技術の活用促進▽遠隔臨場の促進-など工程短縮や安全管理、環境対策などの効果が見込まれる事項について、工事着手前に行う工事円滑化会議で協議し、必要な取り組みを行う。
 週休2日の促進では、特記仕様書で工事進捗(しんちょく)に影響を及ぼす項目の条件明示を徹底するとともに、工事円滑化会議で現場条件や施工計画、工事工程などを協議し、受発注者間で週休2日による施工が可能であることを確認する。
 業務環境の改善では、遠隔臨場およびウェブ会議を活用して業務の効率化を図るとともに、施工中の確認事項で時間を要する場合は処理対応者および回答期限を明確にする。
 一方、業務成果品質向上プロジェクトは、工事の川上段階である業務成果品の品質確保に努めることで工事の施工効率向上と品質確保を目的に、業務の着手時、履行中、完成時の各段階で業務品質向上を図る取り組み。同局では12年度から実施しており、本年度は▽履行期限の平準化▽条件明示の徹底▽業務環境の改善-の三つを重点事項として取り組みを進める。
 履行期限の平準化では、20年度の各業務の履行期限に関して、第1~第3四半期期限が21・4%(目標値40%以上)、第4四半期期限が74・3%(60%以下)、第4四半期のうち3月期限が41・0%(40%以下)といずれも目標を達成できなかったことから、本年度も目標値を据え置いて取り組みを継続する。
 条件明示の徹底では、業務の履行に必要な諸条件等を確実に明示して受発注間で情報共有するとともに、条件明示チェックシートを活用し手戻り防止を図る。また業務環境の改善では、ウェブ会議やメールを積極的に活用し打ち合わせの効率化を図る。

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