工事・計画

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和歌山県/IR事業者公募/優先交渉者候補にクレアベストら  [2021年6月3日10面]

IR施設の提案イメージ(和歌山県提供)

 和歌山県は、和歌山マリーナシティ(和歌山市毛見)への誘致を目指すカジノを含むIR(統合型リゾート)施設の設置・運営事業者の公募で、クレアベストニームベンチャーズ(東京都品川区)を代表とするコンソーシアムを優先交渉権者候補に選定した。仁坂吉伸知事が2日の会見で明らかにした。IR誘致を目指す自治体の事業者選定は全国初となる。今後、基本協定の締結を経て2022年4月28日までに国に区域整備計画を申請する。同秋~冬ごろ国の区域認定を受ければ、27年秋ごろに開業する予定。=1面参照
 クレアベストニームベンチャーズはカナダのトロントに拠点を置くIR投資会社、クレアベストグループの日本法人。同グループはコンソーシアム構成員に加わる。公募では同社を含む2者が提案審査書類を提出していたが、うち1者が5月に辞退。審査で次点だった同社が優先交渉権者候補となった。
 「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」のIR施設は和歌山マリーナシティ(40ヘクタール)のうち23・61ヘクタールに整備する。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率400%。県は20年3月に予定地の現在の所有者と不動産売買契約を締結しており、23年春にIR事業者へ土地を引き渡す。
 提案概要によるとIR施設の規模は総延べ約56万9000平方メートルで、このうちカジノ施設が約3万8000平方メートル。国際会議場や展示場で構成するMICE(国際的なイベント)施設(約18万8000平方メートル)や、日本の観光をPRする魅力増進施設(約2万4000平方メートル)、宿泊施設(約21万平方メートル)などを併設。
 建設費など初期投資額は約4700億円を想定。開業4年目の年間来場者数は約1300万人、経済波及効果は約2600億円を試算し、約2万人の雇用創出を見込む。
 22年に国の区域認定を受けた後、実施協定を結びカジノ免許の申請手続きを進める。事業期間は区域整備計画の認定日から40年間。

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