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竹中工務店/ドローン画像からタイル浮きを自動判定するシステムを開発  [2021年6月9日3面]

スマートタイルセイバー判定画像のイメージ

 竹中工務店は8日、ドローン(小型無人機)で撮影した赤外線画像を使い外壁タイルの浮きを自動判定するシステムを、福岡市内の高層マンションに初適用したと発表した。赤外線画像を人工知能(AI)で解析しタイルの浮き状況を自動判定する。タイル割図面も作成可能で、1枚ごとにタイルの浮き状態を把握できる。1次調査が安価で効率的に実施できるため定期的な把握が容易となり、より適切な建物のメンテナンスにつながるとみている。
 「スマートタイルセイバー」はドローンで撮影した外壁の赤外線画像を解析し、タイル目地とタイル面の温度差でタイル割を検出する。画像をつなぎ合わせるだけで建物全体のタイル割図面を作成できる。AIによる自動判定結果は、青が問題なし、赤は浮いている状態というようにヒートマップで表示できる。CADデータで出力し、修復が必要なタイルをピンポイントに特定できる。タイル総数などからタイル浮き率を算出することも可能。
 導入した高層マンションは、SRC・RC造地下1階地上25階塔屋2階建て延べ2万8870平方メートルの規模で、最高高さは88メートル。ゴンドラや足場の設置が不要となり、従来型の赤外線での目視判断よりも安価で調査できたという。工数も6割程度に短縮化できる。
 今後は積極的に展開し、データを蓄積することでAIによる精度を高めていく。自社施工の物件以外も要請があれば対応する。「広く世に広めて社会貢献したい」(同社)としている。

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