工事・計画

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JR東日本/新幹線の降雨防災対策/3カ年で80億円投資  [2021年6月9日4面]

施工のイメージ(報道発表資料から)

 JR東日本は8日、東北と上越、北陸の各新幹線で実施する降雨防災対策を公表した。2021年度から3カ年で80億円を投資。土砂の流入・流出を防ぐため約200カ所で工事を実施する。盛り土と切り土ののり面、自然斜面の区間が対象。気象レーダーで降雨量を観測し運転を一時見合わせる規制と合わせ防災対策を充実する。
 各新幹線には降雨の影響を受けやすい盛り土、切り土の区間や自然斜面に近い区間がある。経年による老朽化と被害規模が大きくなっている豪雨を踏まえ、土砂災害のリスクを抑えるため対策工事を実施する。
 線路脇やトンネル上部の斜面から土砂が流入しないよう、約110カ所に防止柵を設置する。土砂崩壊防止対策としてのり面防護工も約70カ所で実施。線路にある盛り土の流出防止を目的に約20カ所でのり面の防護工を行う。
 同社によると、1時間当たりの降水量が80ミリを超えるケースは、1976~85年で年平均14回だった。2020年までの10年は年平均26回と倍近くに増えている。同日の定例会見で深澤祐二社長は「気象環境はますます厳しくなり盛り土や切り土、自然斜面など、降雨の影響を受けやすい箇所で危険が増している」と指摘。対策工事で「より安全で安定的な輸送を実現したい」とした。

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