論説・コラム

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回転窓/安全へのまなざし  [2021年6月11日1面]

 7月1~7日の全国安全週間に向けた準備月間に入った。各地で安全大会が開かれている▼昨年は新型コロナウイルスの影響で安全大会を中止する企業が相次いだ。1年たってリモートとの併用が定着。会場に集まる人数を制限しながらオンラインで現場や協力会社と結び、指示を徹底するケースが目立つ▼全体の作業標準だけではなく現場の状況を落とし込んだ具体的な作業手順を整備してほしいと、労働基準監督署の幹部が訴えていた。建設現場はそれぞれ条件も環境も異なる。現場ごとに細部を詰めるのは当然だが、十分な対応ができずに重篤な労働災害が起きるケースもある▼労災防止に必要なポイントの一つに危険感受性がある。危険な作業箇所や不安全行動を的確に把握できなければ、十分な対策などできない。どれほどICT(情報通信技術)が発達しても、自ら考えることが重要という基本は同じ▼本年度の安全週間のスローガンは「持続可能な安全管理 未来へつなぐ安全職場」。日々の積み重ねが安全で安心して働ける職場づくりにつながる。建設業が魅力ある産業と呼ばれる未来を目指し愚直に進んでほしい。

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