技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

安藤ハザマ/RC橋梁の劣化対策工法を適用/14日間の実施で健全な状態に回復  [2021年6月15日3面]

リペアカーテンを実施しているRC橋梁の断面図

 安藤ハザマは14日、劣化したコンクリートを健全な状態に戻す電気化学的防食工法を、富山市が保有するRC橋梁に適用したと発表した。独自のコンクリート回復技術「リペアカーテン」を採用。コンクリートの劣化を表面まで回復させた。今後は効果の検証を5年間実施するとともに、他のコンクリート構造物に対してもリペアカーテンの適用を提案する。
 同市と民間企業が連携して橋梁の維持管理に有効な工法や材料を選定する取り組み「補修オリンピック」の一環として行った。リペアカーテンは電気化学的防食工法のうち、▽再アルカリ化▽脱塩▽電着-の3種類に対応する施工技術。中性化や塩害による劣化を受けたRC構造物に直流電流を流し、劣化したコンクリートを健全な状態に戻す効果がある。
 大気圧を利用して気泡緩衝シートをコンクリート面に押し付け、表面に電解質溶液の水膜を形成する。同時に仮設陽極材を密着させ、陰極とする内部鉄筋との間に直流電流を流す。リペアカーテンは14日間実施した。
 リペアカーテンを適用した結果、表面から最大28ミリの深さまで中性化していたコンクリートの性質が表面までアルカリ性に戻った。
 リペアカーテンを実施したのは富山市が管理する橋脚。北陸地方のコンクリート構造物は、凍結防止剤の散布や塩害で地域特有の劣化現象を起こす可能性がある。そのため対策工法の実施が求められていた。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。