工事・計画

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滋賀県/近江学園建替(湖南市)PFI/東レ建設グループに  [2021年6月21日8面]

 滋賀県は18日、PFI手法を導入する「滋賀県立近江学園整備事業」について、東レ建設を代表企業とするグループを落札者とする総合評価一般競争入札の結果を公表した。落札金額は40億5912万4400円(税込み)、総合評価点は1000点中714・67点。7月に仮契約を結び、10月に事業契約を締結する予定だ。PFIアドバイザリー業務は日本経営システム・みずほ総合研究所JVが担当した。
 東レ建設グループの構成員は東レ建設(建設、維持管理)、アール・アイ・エー(設計・監理)、湖北設計(同)、東洋コミュニティサービス(維持管理)の4者。その他の参加者は東亜建設工業グループ、高松建設グループ、フージャースホールディングスグループ、合人社計画研究所グループで、東レ建設グループは加点審査点で415・64点(配点700点)、価格審査点で299・03点(同300点)を獲得した。
 築50年近くが経過した知的障害児施設「県立近江学園」(湖南市東寺4の1の1)を建て替え、施設の老朽化や障害の多様化、社会環境の変化、福祉制度の変革といった課題に対応する。建て替えに当たっては敷地(6万6194平方メートル)南東部のグラウンドに入所棟や管理棟で構成する新施設を整備し、西側隣接地に作業棟を設ける計画で、東レ建設グループは2階建て5棟総延べ約7310平方メートルの施設を提案した。
 事業方式はBTO(建設・移管・運営)。事業者は施設整備(事前調査、設計、着工前業務、建設、工事監理、解体・撤去など)と維持管理(建築物保守管理、建築設備保守管理、備品等保守管理、外構施設保守管理、修繕・更新、環境衛生管理、清掃、植栽管理)を担当。事業期間は設計・建設が2021年6月~24年9月末、維持管理が同4月~38年3月末の14年間。予定価格は45億1983万0700円(税込み)。
 総合評価では、事業実施や施設整備、維持管理、地域経済への配慮の観点で提案書類を審査。選定委員会(委員長・新川達郎同志社大学名誉教授)では、東レ建設グループの提案について「設計段階で対話を重視することへの具体的な提案があった。従来の入所施設のイメージと異なる『家』での生活を意識した環境を提案しつつも、災害時の避難経路を含めて機能性が高く、利用者目線が強く感じられる」と評価した。

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