人事・動静

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凜/とも企画設計(東京都渋谷区)・村上久美子さん  [2021年6月21日10面]

村上久美子さん

 ◇手掛けた施設からもらえる元気
 保育施設や診療所などを中心に建築設計を手掛けるようになって20年以上がたった。「元気付けられるのは自分が設計を手掛けた施設の方々が、その後も元気で仕事をしていると知った時」と語る。
 先日も自分が携わった東京都内の保育施設から創立20周年のしおりが届いた。「地域の人たちに支えられながら施設が使われていることがすごくうれしい」とほほ笑む。
 実家は水道工事店を営んでいた。自分が建設関係の仕事に進むのはごく当然な流れと考えていた。中学校を卒業した後、静岡県にある工業高校の建築科に進学。当時の工業高校は女子生徒が少なく、進学した建築学科も女子はクラスに2人だけだった。
 高校時代は演劇に熱中した。部活は顧問の先生が熱心でコンクールの決勝に進んだこともあるほど。設計は建築主や職人などさまざまな人とのコミュニケーションが欠かせない。演劇の経験は「自分の栄養になっている」と思っている。
 コロナ禍もあり仕事では診療所などから、新型コロナウイルス感染症の対策をどうしたらよいかという相談が多くなっている。
 二次感染を防ぐには隔離空間を確保する必要がある。だが対策を講じようとすると「建築基準法に抵触してしまうようなケースもある」という。患者と医療関係者の安全をどう守っていくのか-。設計者として腐心する日々を送っている。(むらかみ・くみこ)

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