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凜/大豊建設東京建築支店建築設計部第3設計課課長・菅野伸子さん  [2021年7月12日14面]

菅野伸子さん

 ◇猛勉強で秘書から設計職に
 事務から設計に職種変更した異色の経歴の持ち主。大学で建築を学び、卒業後は設計職への就職を希望していたが、就職難という状況もあって採用がかなわなかった。入社1年目は事務職として秘書課に配属。マナーや言葉遣い、役員対応などを学ぶ傍ら、仕事が終わった後は建築士の資格取得に向けて猛勉強した。入社3年目で2級建築士試験に合格し、念願の設計部に設計職として異動。その後実務経験を積み、1級建築士の試験に合格した。
 現在は物流倉庫や共同住宅・工場の設計を担当する。設計の魅力は「建物が形になっていく面白さ」と目を輝かせる。クライアントの要望にしっかりと耳を傾け、要望を具現化する上でコスト管理も徹底するのが信条だ。
 2019年にハイグレードマンションの設計で、デザイナーとして日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞を受賞した。形状が複雑で品質にもこだわった物件だった。苦労が多かったこともあり「認めてもらえたことがうれしかった」。受賞の喜びがいまも仕事の原動力になっている。
 休日は子どもの習い事の送り迎えに忙しい。娘が保育園の時に書いた将来の夢は「ものをつくる仕事」。仕事の話を詳しくしたことはなかったが、胸にこみ上げてくるものがあった。「子どもなりに母親の仕事に興味を持ってくれているのかも…」とうれしそうな笑顔を見せる。(かんの・のぶこ)

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