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DNHD発足/大日本コンサル・ダイヤコンサル、シナジー最大化で「脱請負」  [2021年7月14日1面]

新会社発足で決意を新たにする新井社長〈左〉と野口社長

 大日本コンサルタントとダイヤコンサルタント(東京都千代田区、野口泰彦社長)が出資する共同持ち株会社の「DNホールディングス(HD)」が14日に発足する。両社の技術力やノウハウ、人材を生かしシナジー(相乗効果)を最大化。より強固な経営基盤を築きながら、再生可能エネルギー分野など新領域の開拓に挑み、公共発注に依存しない「脱請負」の経営体制を目指す。新会社の発足に合わせ3カ年の中期経営計画も始動する。=3面に関連記事
 DNHDは資本金20億円、東京都千代田区に本社を置く。社長に大日本コンサルの新井伸博社長、代表権のある副社長に野口社長が就く。持ち株会社の傘下に大日本コンサルとダイヤコンサルが入り、2年後に2社が合併する予定だ。DNHDの東証2部上場に伴い大日本コンサルは12日、上場廃止になった。
 月内にスタートする中期計画に基づき、新しい体制で目標達成を目指す。主力の建設コンサル部門の売上高は単純合算で220億円規模になる。橋梁を中心に構造物の計画と設計が得意な大日本コンサルと、地質や地盤の調査・解析に強いダイヤコンサルの経営資源を融合。洋上風力発電に関連した地盤解析やドローン(小型無人機)を使用した空中電磁探査調査による地盤評価サービスなども展開する。
 日刊建設工業新聞社の取材に応じた新井社長は「景気に左右されやすい公共投資に頼っていては先行きがない」と業界動向を展望。「民間事業に強いダイヤコンサル、エネルギー関連で業務受注の実績がある当社が互いに力を合わせて脱請負を目指す」考えを明かした。
 野口社長も「経営体質が健全でCSR(企業の社会的責任)にも厳しく、高い技術力を持つ会社でないと強くなれない。両社は社風も似ている。良い会社同士が一緒になれば強い企業になれる」と経営統合の意義を強調する。
 DNHDの発足に伴いロゴマークも作成した。人と自然(空・大地・海)が調和する社会の姿を青と緑で表現。「人と自然が微笑む社会へ」というコーポレートメッセージを掲げた。

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