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高砂熱学工業/月面産業ビジョン協議会として提言書提出/エコシステム構築目指す  [2021年7月14日3面]

小島和人社長兼最高執行責任者

 高砂熱学工業は13日、月面産業の実現を目的とした「月面産業ビジョン協議会」(座長=河村建夫衆院議員、角南篤政策研究大学院学長特別補佐)のメンバーとして政府に月面産業ビジョンを提出した。民間企業が主体となって月面産業を推進するため同協議会に参画。月面ビジネスのエコシステム構築に向け、研究開発に取り組んでいく。=1面参照
 同協議会が同日に開いた記者会見で、小島和人社長兼最高執行責任者(COO)は「培った水素技術を月面開発に生かしたいと思い協議会に参加した。宇宙事業に関して新参者。協議会のメンバーと一緒に月面という舞台にチャレンジしながら社会の持続的な発展に貢献したい」とコメントした=写真。
 同社は宇宙産業の創出に向け、資源・エネルギー分野で自社技術を活用していく。宇宙開発ベンチャーのispace(東京都中央区、袴田武史代表取締役)が運営する民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」で月面に輸送するランダー(月着陸船)に水の電気分解装置を搭載する。月面着陸後に水の電気分解の実証に加え、世界初となる月面環境での水素と酸素の生成を目指している。
 これまで培ってきた空調技術を応用し、月面に存在するとされている水資源を採取する技術「サーマルマイニング」の開発、月面で水資源をエネルギー利用するための「月面エコシステム」の構築に取り組む。成果は地上での水素利活用システムに活用する方針だ。

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