論説・コラム

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回転窓/新たな戦国時代?  [2021年7月15日1面]

 平安中期の武将で関東に一大勢力を築いた平将門。将門を祭る神田明神の資料館(東京・外神田)で、今月から特別展「平将門公展2021」が開かれている▼武士のルーツとされる将門と、戦いのDNAを受け継いだ戦国武将たちに関わる資料などを展示。彫刻家・淺野健一氏が製作奉納した将門の御神像も特別公開している。多くの武将たちの生きざまをより深く知ることができる▼群雄割拠の戦国時代、神田明神は名だたる武将らが信仰した。天下分け目の関ケ原の戦いに臨む徳川家康が戦勝祈願を命じ、大祭・神田祭の日に偶然にも勝利。江戸時代を通じて「江戸総鎮守」と称し、大祭は「天下祭」と呼ばれるようになった▼国内外から多くのプレーヤーが参入する洋上風力市場は、まさに戦国時代の様相を呈す。各海域で発電事業者を決める手続きは、さながら陣取り合戦のようにも見える▼弊紙1面の連載「風をつかむ」に登場された方からは、血で血を洗う激しい価格競争の市場を表す「レッドオーシャン」を懸念する声も。天下取りで市場を荒らさず、時には他者と協調する姿勢も健全な市場の創出には必要だろう。

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