論説・コラム

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回転窓/我慢の夏休みにできることを  [2021年7月19日1面]

 東京五輪の開会式を23日に控え首都高速道路の交通対策が19日に始まる。日中に大会関係車両を円滑に輸送するよう、時間帯で料金が変動する「ロードプライシング」という施策。混雑緩和が目的の導入は国内で初となる▼午前0~4時を半額に割り引く一方、午前6時~午後10時に東京都内区間はマイカーなどへ1000円を上乗せする。普通車の基本料金が300~1320円。プラス1000円は負担感が大きいだろう▼交通規制は大会中に混雑が予想される全国の競技会場周辺などでも行われ、郵便物や宅配便の配達に遅れが生じるという。さらに一部列車で手荷物検査の実施やバス停の休止など、五輪への興味の有無にかかわらず日常生活に影響が出そうだ▼感染症を防ぐため不要不急の帰省や旅行を控えるなどの行動規制も重なる。1年以上続くコロナ禍で自粛疲れも現れ始めているが、ここで感染爆発を起こしてしまったらこれまでの努力が水の泡となる▼さまざまな制約の下、我慢の夏休みが始まる。都内に住む自分が微力ながらもできることを考え、まずは自家用車での移動をやめて交通量の削減に貢献したい。

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