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鹿島/データセンター向け省エネ技術を開発/間接外気冷房型の空調システム  [2021年7月30日3面]

間接外冷システムの構成機器

 鹿島はデータセンター向けの新たな省エネルギー技術を開発した。室外機に備えたラジエーター型の熱交換コイルで外気冷房を行う。外気を室内に直接導入しないため、サーバー室内の湿度が安定し、加湿・除湿設備が不要となる。空調の省エネルギー化と設備維持管理の負担軽減を両立できる。設計施工を手掛けた北海道石狩市のデータセンターに適用。データセンター空調で国内トップクラスの省エネ性能を実現したという。
 「間接外気冷房型の空調システム」(間接外冷システム)は、外気冷房コイルと夏季だけに使用する熱源用冷水コイルの空調機を備える。外気温度や冷却負荷に応じて三つの運転モードを切り替えて、最適に制御する。電力・給水料金の合計は直接外冷システムと同程度だが、フィルターが不要となるため、維持管理費用を低減できる。
 さくらインターネットが建設した「さくらインターネット石狩データセンター3号棟」に導入した。S造3階建て延べ1万2280平方メートルの規模。空気調和・衛生工学会(大塚雅之会長)による2020年度振興賞技術振興賞を受賞した。
 鹿島は、寒冷地のほか、塩害地区、外気の汚れを懸念する都心部・工業地域などで提案していく。大規模機器の冷却が必要な生産施設にも活用していく。

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