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トヨタ自動車/水素エンジン車両で耐久レース完走/大林組が水素製造・供給  [2021年8月3日1面]

豊田社長〈左〉と蓮輪社長

 トヨタ自動車は7月31日から2日間、大分県日田市で行われた「スーパー耐久レースinオートポリス」に水素エンジン車両で参戦し、大林組が製造した地熱由来の水素でレースを完走した。使用段階だけでなく製造段階でも二酸化炭素(CO2)の排出がゼロのグリーン水素を初めて活用。自らレースに参戦したトヨタの豊田章男社長は業界を超えた連携、エネルギーの地産地消に期待した。
 大林組は地熱発電の電力を水素製造に利用する実証装置を大分県九重町に建設し同18日に運転を開始した。グリーン水素の製造から輸送、貯蔵、供給まで一連の取り組みを実証する国内初の事例。地熱を使って約150世帯分に相当する125キロワットの電力が発電できる。1時間当たり水素供給能力は10ノルマル立方メートル。
 トヨタが水素エンジン車両でレースに参戦するのは、静岡県の富士スピードウェイで5月に行われた24時間耐久レースに続き2回目。グリーン水素の活用は初めてで、大林組が全量の約30%を供給した。
 7月31日に両社社長らが会見。豊田社長は「カーボンニュートラルはエネルギーを作る、運ぶ、使うの各段階で連携が大切だ。水素エンジン開発の挑戦に共感いただいた大林組やトヨタ自動車九州の熱意ある行動に感謝したい。もっと仲間を増やしたい」と話した。大林組の蓮輪賢治社長は「業界を超えた水素連携が実現し光栄に思う。担当技術者も含めモチベーションが高まった」と語った。

コメント

  • 福富敬雄 より:

    電気自動車の宮殿システム、そして電池の製造、廃棄についてははその運用と管理に莫大な経費(つまりエネルギー)が掛かることなどの課題は少しも語られることがない。
    国を挙げて水素エンジンの長所と有用性、省エネなどの長所についてもっと国民の理解、学習に努めるべきだ。それに石油産業が崩壊したらおそろしい経済変革が起きる。

  • 桔渡逢願 より:

    輸送方法が富士スピードウェイの時と同じで、水素ボンベを搭載した大型車を使用したのであれば、残念ながら化石燃料に頼っていたと思われる。
    記事の内容に誤解を招く部分があるのでは?

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