工事・計画

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神奈川県鎌倉市/梶原4四丁目用地利活用/アイネットと基本協定締結  [2021年8月5日5面]

受託候補者選定時のアイネットの提案(鎌倉市提供)

 神奈川県鎌倉市は「梶原四丁目用地利活用事業」で情報処理サービスなどを手掛けるアイネットと3日に基本協定を締結した。市有地を40年の貸付期間で有償提供する。同社は既存施設を解体・撤去し、延べ2・3万平方メートル規模の研究施設などを建設する計画。アイネットは8月中にも事業計画書案を策定する。10月ごろに基本契約を締結し、2023年3月ごろの市議会を経て本契約する見通し。既存建物の解体工事は同1月ごろ着手し、25年4月ごろの竣工・供用開始を目指す。事業期間は65年までの予定。
 対象地は梶原4の7の1。敷地面積は約17万平方メートルで、所有者だった野村総合研究所が市に寄贈した。既存施設はRC造など4棟総延べ1万4877平方メートル。アイネットは既存建物を解体し、最先端IT研究施設を建設する。
 交渉段階でのアイネットの提案によると計画する施設は地下1階地上3階建て延べ2万3000平方メートルの規模で、高さ約20メートル。コンピューター関連の最新設備を導入し、コミュニティースペースも備えた研究施設やデータセンターなどを建設する。グラウンド周辺は再整備し市民に開放する。研究所の一部も避難所として開放し、自家発電設備で携帯電話への充電なども提供する考えだ。
 研究・開発事業だけでなく財団による社会貢献活動やNPO活動支援、助成などの事業も想定している。▽高齢者向けヘルスケア支援▽自然環境・構造物保全▽市の特性に応じた交通環境実現▽小中学校の情報教育と連携▽防災-など市の抱える課題をITで解決する提案内容だった。土地の貸付期間は40年間で提案賃貸料は年約2970万円。
 市はプロポーザル方式で利活用事業者を公募。20年10月にアルビオンアートグループを最優秀提案者に選定したが、新型コロナウイルスの流行などで出資者の確保が困難になり辞退した。市はプロポで次点交渉権者だったアイネットに参画を打診、同社が応じて協議を続けていた。

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