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札幌市/ICT施工導入支援助成制度を創設/ICT活用実践に50万円助成  [2021年9月3日6面]

 札幌市は、建設現場の生産性向上を支援するため、企業のICT(情報通信技術)施工導入に向けた取り組みに対する助成制度を創設した。市内業者を対象に、施工計画の立案や設計図書の作成、施工、出来形管理などの各段階でICTを活用した施工に対し50万円を助成するとともに、研修への参加や社内研修の開催にも助成する。1日に市のホームページに交付要綱や申請書などを掲載し、募集を開始した。
 建設業界の働き方改革の推進や担い手確保・育成への支援として、将来にわたる持続可能な体制維持に向け、ICT施工の普及・定着による建設現場の生産性向上を図るため、助成制度を創設した。
 助成対象事業主は当該年度または過去5年間に札幌市発注工事の契約実績がある市内業者。これらの事業者がICT施工の導入を目指すために行う▽ICT施工の実践▽研修などへの参加▽社内研究・研修などの開催-に対し助成する。
 ICT施工の実践では、ICT活用工事を除く市発注工事で、起工測量、設計データ作成、建設機械による施工、施工管理、納品のうち、いずれか一つ以上でICTを活用した場合に、50万円(1企業1回)を助成する。
 研修などへの参加は、雇用している技術者がICT施工に関連する研修やセミナー、説明会などを受講する場合に、1人1回当たり3万円(年度内に1企業9万円上限)を助成する。研修などは国や地方公共団体、関連業界団体が主催(共催、後援も含む)するもの、または建設系CPD(継続能力開発)協議会加盟団体の認定プログラムとなっているものが対象となる。
 社内研究・研修などの開催は、対象事業主がICT施工に関連する外部専門家を招いた社内研修や、雇用している技術者による社内報告会などを開催する場合に、参加者10人未満で3万円、10人以上で6万円(年度内に1企業9万円上限)を助成する。
 市は取り組み終了後に事業主から成果報告書を受け、同制度や今後の業界支援の改善につなげる方針だ。

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