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東急電鉄/点検・保守業務に鉄道版インフラドクター導入/3D点群データなど活用  [2021年9月8日4面]

検査に使用する計測車両(報道発表資料から)

 東急電鉄は、鉄道関連施設の点検・保守業務に道路向けの維持管理システムを応用した「鉄道版インフラドクター」を導入する。3D点群データや高解像度カメラ画像を活用し、トンネル検査作業などの時間短縮や検査精度の向上を目指す。大手民鉄で初の取り組み。7日に東急線内で計測作業を開始した。
 鉄道版インフラドクターは東急と首都高速道路会社、首都高技術(東京都港区、大島健志社長)の3社が共同開発した。世田谷線とこどもの国線を除く路線を対象に、約2カ月をかけて線路上の建築限界検査、13カ所にあるトンネル(合計延長約2・9キロ)の検査を実施する。
 レーザースキャナー(LS)や高解像度カメラを装備した移動計測車両を線路に走らせ3D点群データや画像データを収集。結果を分析して検査が必要な箇所などを抽出する。これまで終電後に技術者が目視などで実施していた検査を新システムに切り替え、検査期間の大幅な短縮を実現。1年程度が必要だった定点距離計測、約6カ月を掛けていたトンネル検査を約2カ月に短縮する。
 固定費用を減らし、最大で約3割の検査コスト削減を目指す。取得したデータでトンネル壁面の展開図などが作成可能。報告書作成など事務作業も減らせる。

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