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奥村組/建物設計段階から音環境を再現/試聴音作成しプレゼンに活用  [2021年9月16日3面]

モバイル端末内蔵マイクで交通騒音を収録(報道発表資料から)

 奥村組は設計段階で完成した建物の音環境を再現し、試聴できる「音環境プレゼンテーションシステム」を開発した。音環境はクラウドで予測計算し、空調設備に起因する室内騒音など6種類の試聴音を作成。一般でも分かりやすく確認できる。シンプルな機器構成で優れた可搬性と機動力が特徴。事業主や設計者との打ち合わせ、VE提案などに活用していく。
 作成する試聴音は▽外部騒音(交通騒音など)に起因する室内騒音▽室間遮音(隣接する居室で発生する騒音)▽建物内外から敷地境界への騒音伝搬▽空調設備による室内騒音▽床衝撃音▽室内残響時間(室内で生じる音の響き方)-の6種類。
 機器はマイク機能を内蔵したモバイル端末と試聴用ヘッドホンだけで、簡単に持ち運べる。音環境の予測計算や試聴音の作成、音響特性補正をクラウドサーバーで行うため、使用端末のスペックに左右されず高い処理速度を維持する。
 インターネットに接続できる場所であれば試聴音の作成が可能。打ち合わせ中に設計仕様の変更があった場合でもすぐに試聴音を作成し確認できる。モバイル端末を使ってその場で対象音を収録し、試聴音を作成できるなど高い機動力も備えている。
 建築物の設計段階では交通騒音など音源に対する遮音性能や、室内で生じる音の響き方など音環境の検討を行う必要がある。現状は音の大きさをデシベル、遮音性能をD値・L値などの数値で表す。専門家でなければ音環境をイメージしにくいといった課題があった。

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